石垣島は、沖縄本島からさらに飛行機で1時間近く飛んだ、我が国の最南端エリアにある離島です。
石垣島の周辺には、竹富島、西表島といった複数の離島があり、それらを総称して「八重山諸島」と呼びます。さらに、少し北にある宮古島諸島とあわせ「先島諸島」と呼ばれることもあります。
東京からは、約2,200km。台湾は約277kmですから、日本よりもアジアに近い、アジアの玄関口とも呼べるエリアであり、これより「南の海」は日本には存在しません。
なお、「島」ということで、小さく感じる方も多いと思いますが、結構でかいです。この辺の大きさや各諸島との位置図については、【基礎石垣島閑話】が参考になると思います。
こうした立地は、ダイビングにおいて大きな利点となっています。3点ほど、あげてみましょう。
まず、一点目については言及の必要は無いでしょう。各所で情報提供されているように、石垣島の周辺は、魚影が濃く、我々がイメージする多種多様な熱帯魚が数多く生息しています。さらに、外洋にあるため、マンタやマグロといった回遊魚系にも高確率で遭遇することが出来ます。また、ウミウシのようなマクロ系も豊富で、海の中では様々な発見をすることができます。
私も、石垣の海では、ネムリブカ、ガーデンイール、伊勢エビなど数え切れない(覚えきれない)生き物たちを見てきています。
次に「透明度」。透明度については、潮の流れや、天候(太陽の強さ)などにもよるので「いつでもすごい透明度」ということではありません。ただ、どんなに悪いときでも10~15m位は抜けており、本州の海とは別格です。特に、自然が色濃く残っている北部エリアでは、他のエリアに比して透明度が高い傾向にあります。
最後に「珊瑚」。実は、南の島だから珊瑚が豊富という事ではないのです。宮古島(伊良部島)やハワイなどで潜ったことがあれば解りますが、南の島であっても珊瑚はほとんど存在しない地域も少なくありません。そういう海は、小魚が生活するような珊瑚が存在しないため、魚影も薄くなります。が、石垣島の周辺には、珊瑚が多く生息しているエリアが数多く存在します。特に北部地域の珊瑚は荒らされて居らず、とっても綺麗です。
一方、珊瑚が充実し、魚が多いということは、透明度を下げる要因となります。また、珊瑚礁は基本的に浅場であるため、水深は平板となります。実際、絶対的な透明度は宮古島(伊良部島)の方が高いですし、地形のダイナミクスさ(例:通り池)も見劣りします。これはトレードオフの関係でもあるので、この辺は、皆様の嗜好にあわせて選択していただければと思います。
日本最南端エリアの石垣島であり、ダイビングとからめると「夏」のイメージが強いと覆います。
しかしながら、石垣島は熱帯気候ではなく、亜熱帯海洋性気候であり、夏の日差しは非常に強烈ではありますが、気温そのものは夏場でもそう高くはなりません。また、内地ほどの蒸し暑さはありませんが、それでも湿度は高めで、残念ながらハワイのような「からっ」とした気候とはなりません。
それでも、夏の日差しが演出する青い海、青い空、白い雲、白い砂浜が織りなす景観は、とっても美しく、そのコントラストの高さから、今時のデジタルカメラでも表現しきれないほどです。これは、実際に見てみないと実感できない美しさです。
しかしながら、夏に石垣島に来訪するには以下のような課題もあります。
2点目の「台風リスク」は、運次第ではあるのですが、8~9月の間、数回は、必ず台風が直撃することになります。
石垣島にダイビングに訪れる際に、個人的にお奨めなのは、以下のシーズンです。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| イソマグロ → | ← イソマグロ | |||||||||||
← クブシミの産卵 → 幼魚・産卵の季節 |
←クブシミ → |
|||||||||||
| ←珊瑚の産卵(旧暦4/17前後→ | ← マンタシ-ズン→ |
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| → |
← グルクマの群れ → ヤッコエイ・ |
←イエロ-テ-ルバラク-ダ (カマス)の群れ 数千匹 |
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風向 |
北東 |
北東→ 東 |
北東→ 東・南 |
東OR南 |
東・南→北東 |
北東 |
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平均気温 |
18℃ |
18℃ |
24℃ |
27℃ |
28℃ |
29℃ |
31℃ |
31℃ |
30℃ |
26℃ |
24℃ |
22℃ |
平均水温 |
22℃ |
22℃ |
23℃ |
24℃ |
25℃ |
27℃ |
28℃ |
29℃ |
30℃ |
27℃ |
25℃ |
23℃ |
ウエットス-ツ |
5mm以上のウエット→ ドライス-ツ(中は薄着でOK) |
5mm以上のウエット ベスト欲しい時もあり |
3mm以上のウエット か5mmのシ-ガル |
5mm以上のウエット ベストがいる時もあり |
← |
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ダイバーの視点から見ると、石垣島は大きく3つのエリアに区分できます。
それぞれのエリアが、それぞれの魅力を持っています。各エリアの位置と概要については、以下の地図を参考にしてください。
より大きな地図で 石垣島のエリアイメージ を表示
なお、ダイビングショップはどこからでも送迎をしてくれます。なので、どこに泊まっても、潜る場所は制約されません。宿泊場所、宿泊施設は嗜好と財布によって決めるので良いと思います。
一方、ダイビングショップは、基本的にそれぞれのエリア内のポイントが対象となります。海の状況によって隣接エリア(例:市街地エリアから川平エリアへ)へ行くことはありますが、船は移動速度が遅く、かつ、燃費も悪いので、そんなに広範囲には移動しません。
つまり、どのダイビングショップを選ぶのか。によって、いけるポイントは大きく変わってしまうのです。この辺は、別記事で述べたいと思いますが、ここでは「石垣島は島とは言ってもそれなりの大きさを持っており、エリアによって特性は異なる」ということだけは覚えておきましょう。