石垣島でダイビングをする際に、まず、必要な事は「どこで潜るのか」「どこで潜りたいのか」を決めることでである。
石垣島は離島といっても、周囲は約140km、南北の長さは約40kmという大きさをもっている。石垣島は市街地、川平、北部に大別されるが、そのエリア間は20から30km程度は離れているのである。
ダイビング船は自動車に比して速度も遅く、燃費も良くないため、エリアを縦走することは容易ではなく、結果、そのショップが立地しているエリアが主対象となる。
すなわち、ショップを選ぶことは、そのまま「潜る場所」を選ぶことになるのである。
ここで、3つのエリアの特性を整理しておこう。
| エリア名 | 特徴 |
|---|---|
| 市街地エリア | 石垣島と竹富島、小浜島、黒島との間の海域が主なダイビングエリアとなる。水深が浅く、対象となる魚や地形などがコンパクトにまとまっている傾向が高い。観光地として有名な竹富島などを眺められるのも魅力の一つ。 |
| 川平エリア | 米原あたりから川平湾を挟み御神崎周辺までを対象海域としたダイビングエリア。マンタポイントをはじめとした大物狙いや、大規模な珊瑚、地形など、全体としてダイナミックな魅力を持ったポイントが多い。 |
| 北部エリア | 米原あたりから平久保までを対象としたダイビングエリア。ただし、平久保までは距離があるため、アクセス出来るショップは限定される。基本的な雰囲気は川平エリアに近いが、より「自然度」が高く、広範でかつ密集した珊瑚礁や、より高い透明度などが期待できる。また、ショップ数が少ないため、一つのダイビングポイントに複数のショップが集まり、ゴミゴミすることも無い。 |
より大きな地図で 石垣島のエリアイメージ を表示
このように、エリアによって、ダイビング体験は大きく異なってくる。
まずは、自分が希望するエリアのイメージを明確にしよう。
希望するエリアが決まったら、それぞれのエリアにどういったショップがあるのかを調べよう。
それぞれのエリアのダイビングショップ数は、市街地エリアが約50ショップ、川平エリアが17ショップ、北部エリアが6ショップ(いずれも、八重山ダイビング協会加盟ショップのみ)となっている。
協会のWEBページで、それぞれのエリア別のショップ名、WEBサイトを参照できるので、これを利用してみよう。また、川平や北部については、Googleなどでも検索が可能である。
市街地エリア1(ダイビング協会加盟)
市街地エリア2(ダイビング協会加盟)
川平エリア(ダイビング協会加盟) 【Googleで検索】
北部エリア(ダイビング協会加盟) 【Googleで検索】
各ショップのWEBサイトが解ったら、ショップを絞り込んでいくわけだが、市街地エリアは50ショップ、川平でも17ショップもあり、全てを詳細に比較検討していくことは容易ではない。
こういう時、以下のポイントに注目してチェックして欲しい。
1点目。まず知っておきたいのは、石垣島のダイビングショップというのは、基本的に零細個人営業、家族営業であり、制度化、マニュアル化された企業では無いと言うことである。このことは、ショップの雰囲気はオーナーの人となりが全てであることを示している。さらに、ダイビングという活動は、危険と隣り合わせの活動であるということである。
つまり、オーナーには、事業性の確保、安全性の確保、そして、楽しい時間の演出という3つの能力が求められるのである。これは、そう容易ではないことが解るだろう。
そして、現実問題として、これら3つの能力を獲得しているオーナーはそう多くない。「事業性の確保」にのみ注力してしまっているオーナーも少なくない。こうしたショップに当たってしまったときは、悲劇的である。
オーナーがそうした能力を持っているかどうかをWEBサイトだけで見極めることは難しいが、「オーナーのプロフィール」が掲載されているか、掲載されている場合、どのように表現されているか。を見る事で、ある程度、類推することは可能である。人は、「自信」があることは、アピールしたくなるものであるからである。
家族経営である場合が多いから、その家族についての情報が出ている場合には更にその「人となり」を判断しやすくなるだろう。
2点目。まず知っておいて欲しいのは、石垣島でのダイビングはほぼ、100%がボートダイビングであるということだ。よって、「良いボート」「ダイビング船」であるかどうかは、快適性を大きく左右することになる。
なにしろ、お昼もボートの上で取ることも一般的であり、ダイバーは最も長い時間を過ごすのはボートなのである。特に、隣接エリアへ遠征する場合などは、速度や安定性(船の大きさ)の違いは、快適性の点で大きな違いとなる。(逆に、近場をさくっと回る場合には、あまり、船のスペックは影響しない)
石垣島で使われている船は、大きく3種類ある。
| タイプ | 小型ボート | 漁船タイプ | 専用タイプ |
|---|---|---|---|
| 概要 | 一番シンプルで小型なのは、現代版「サバニ」とも呼べるような小型のボート。石垣島では川平や北部エリアで利用している傾向が強い。 |
漁船タイプ。 |
最後はダイビング専用タイプ。運転席が前方にあり、後方がフラットで広いデッキとなっている。
|
| 強み | 小型で軽いために小回りや浅場への侵入が容易で、ポイントにさくっと行ってさくっと帰ってくるのに好適。 小型のために波の影響は受けやすいが、軽さを活かすことで「波乗り」のように走行することが可能で、見た目以上に波には強い。 ショップによって、日よけ(幌)がついていたり、トイレがついていたりするが、簡易的なものであり「おまけ」と思って良いだろう。 |
もともと、漁船であるため、波への耐性は高く、大きさも一定程度あるため、過ごしやすい。 日よけやトイレもよりしっかりとしたものが装備されていることが多い。 |
ダイビング専用タイプであるために、さすがに、ダイバー向けの居住性は高い。 機材セッティング、タンク交換なども容易。体験ダイバーなどを対象にした船上講習も快適である。子供連れなどでも安心だろう。 さらに、船によっては、2階デッキを設けているものもあり、リゾート気分も高い。 |
| 弱み | 船縁が海水面に近いため、乗客の視点が海水面に近く、体感の速度や揺れが増大し、ジェットコースターのように感じられる。 また、ポイント停泊時や食事時も波の影響によって揺れを強く感じやすい。さらに、小型であるために、絶対的な面積が狭く、ダイバーが多いと機材などを含めて窮屈となりやすい。 |
船縁が海水面より高いため、エントリーやエグジットに少々難がある場合がある。 また、人を運ぶようには設計されていないため、大きさの割には、くつろげるスペースは限定されやすい。 各ショップで、タンク置き場などを工夫しては居るが、居住性という点では、後述するダイビング専用タイプに劣る。 |
広いデッキを設けている事もあり、波の影響はやや受けやすい。(ただし、船体が大きことと、船内での移動の自由が高いため、体感する揺れは少ない。) また、この専用タイプは中型から大型までいろいろなタイプがあるが、大型のものは、小回りが効かず、波や風の影響を受けやすいためにアンカリングが難しい(時間がかかる)という難点もある。 |
なお、専用タイプでは、近年、「ジェット船」への転換が進んでいる。通常の「スクリュー(プロペラ)船」よりも移動速度が速いだけでなく、珊瑚礁など浅い海に侵入可能というメリットを持っている。この辺もチェックポイントとなろう。
3点目。今や、「ブログ」は、広く普及した情報発信ツールである。このブログは、そのショップの「今」を伝えるものであり、一度訪れたダイバーとショップとを繋ぐツールでもある。石垣島でも数多くのダイビングショップが、ブログを利用して情報発信を行っている。
ブログは無料でも利用できるようになった今、こうした取り組みを地道にやっているかどうかは、各ショップの意識を図る指標と言えよう。
また、ブログでの発信内容をみることで、そのショップが、日々、どういった活動をしているのかを知ることも出来る。それらも重要な判断材料となろう。
なお、本WEBサイトでは、主要なショップの最新ブログのタイトルリストを提供している。こうした情報源から情報を見てみるのも良いだろう。
以上の取り組みでショップを絞り込んだら、それらのショップに「問い合わせ」をしてみよう。
問い合わせの内容は、以下のようなものを挙げると良いだろう。
連絡事項
要望事項
これらは、ダイビングに関する照会事項としては「当たり前」の内容であるが、意外に、こうした当たり前の問い合わせにまともに対応出来ないショップは少なくない。これは残念なことではあるが、前述したように、個人零細事業者であるが故である。
こうした基本的な事項に対応出来ていないショップは、その他の対応も「推して知るべし」という状態であることが多い。問い合わせを行う事で、WEBサイトだけでは見えない、こうした反応を知ることが出来るのである。
| シーマンズクラブ |
| シーウォーターDS |
| DS島人 |
| ホットハウス海講座 |
| マリンサービスナポレオン |
| DS海 |
| さうすぽいんとDS |
| DSばがーじま |
| ピュアティDS |
| 石垣シーサイドホテル |
| ブレニーDS |
| ジャムスナンダイバーズ |
| ブルーウォーターダイバーズ |
| ちぃむどんどん |
| あくあの時間DS |
| シーベース カビラ |
| ビーブルー石垣島 |
| マリンメイト |
| ダイビングサービス 美海 |
| ダイブイン 海のメロディー |
| G-FREEダイビングサービス |
| アクアガーデン |
| イエローサブマリン ダイブスタジオ |